『丁場紀行』ブラジル丁場紀行 2024年5月出張編 No.13-3

■5月7日(火):
今日はお客さんがヴィトリアに到着します。5時半起床、シャワーして、朝食後にヴィトリア空港に出迎えです。
合流後は、一昨日と同じパターンで同じ場所でトイレ休憩、同じ場所で昼食し、宿泊するバッラデサンフランシスコに向かいました。宿泊ホテルにチェックイン(私と加藤が5日に宿泊したホテル)し、今夜の夕食場所と服装を説明。美味しいハンバーガー屋は休みなので、地元の人が推薦する地元料理レストランに行く事になりました。
服装は短パン、Tシャツ、ビーチサンダルを推奨。ビーチサンダルを持って来ていない方は購入しに行く事で一時解散。また、レストランに出発する40分前にフロント集合し、スケジュール説明と私と加藤との事前確認報告をしました。事前に確認報告をしておくのは非常に重要なのです。
『丁場紀行』ブラジル丁場紀行 2024年5月出張編 No.13-3 ■5月8日(木):
雨を心配していたが本日晴天、ブラジル晴です。朝7時にワゴンに乗り込み、さあジァーロサンタセシリアライト丁場に向かって出発です。お客さんは生まれて初めての丁場視察でウキウキ。私は天に向かって天候祈願と安全祈願。
・丁場に到着後、丁場オーナーに挨拶し、本工事のパースを見せて、工事概要の説明と最大限の良材供給の協力を要請。
・事務所前原石で平目、柾目を説明し、6日に採取したコッパと承認見本を比較し、承認色調を同等であるのを確認頂いた。
・丁場の原石置場でOK原石とNG原石を説明し確認頂いた。もちろん、OK原石は都度コッパ採取し色調確認して頂きました。
・OK原石の中の1つにお施主、設計、ゼネコン、当社、カイオさん全員のサインを記入しました。
・その後に今回の工事で使用する原石が採掘された丁場PITを視察し説明。その後に丁場全景が見れる場所に移動し視察
『丁場紀行』ブラジル丁場紀行 2024年5月出張編 No.13-3ジァーロサンタセシリアライト原石確認、丁場確認が無事終了しました。皆様お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。昼食は、お客さんの要望で私が推薦する『丁場メシ』を要望しましたが、丁場側がお客さんに丁場メシを提供するのは失礼だからと却下され(たぶん、これだけの人数の料理を準備出来なかったのだろう)、仕方がないので近くの村のバイキング食堂に行きました。 
『丁場紀行』ブラジル丁場紀行 2024年5月出張編 No.13-3 ◆昼食後は、少量のため中国在庫使用で進めているベージュバタフライの丁場視察に向かいます。約100km、約2時間の移動です。
6日は大雨の影響で道がぬかるみ訪問不可能でしたが、今日は大丈夫だそうです。良かった良かった。

ベージュバタフライ :
丁場はエスプリトサント州 宿泊地のバッラデサンフランシスコより東南に約30kmに位置します。
丁場は2004年から採掘していますが、私が初視察したのが2011年11月、当社が販売開始したのが2012年5月ですが、残念ながら当社の宣伝と提案が需要と嚙み合わず、鳴かず飛ばずでしたが、昨年から多くの現場で採用が決まっています。でも世界的には需要が減って、丁場に在庫が2,000m3以上あるため、2021年から計画休止しています。しかし当面は中国在庫と丁場在庫で対応可能です。
尚、同じ丁場からグリーンtypeも産出され『グリーンバタフライ』として販売されていましたが丁場主からはベージュtype以上に世界的に売れなかったと聞いています。
『丁場紀行』ブラジル丁場紀行 2024年5月出張編 No.13-3ベージュバタフライ丁場確認
中国の在庫を使用する方針ですが、承認見本を丁場在庫原石の色調を比較し、承認見本と同等の色柄であると確認出来ました。よって、中国工場に承認見本と丁場で採取したコッパを送り、その色柄の原石を調達することでお客さんに承諾頂き、中国工場に指示しました。
私が2011年11月に視察してから約13年経過しているので、丁場の形状は大きく変わってしまい、年月を感じました。
『丁場紀行』ブラジル丁場紀行 2024年5月出張編 No.13-3 ◆これで今回の最重要ミッションは全て終了です。皆様お疲れ様でした。
ということで、ホテルに戻ります。夕食は前日に休みだった地元で大人気のハンバーガー屋に行きました。
その時の写真は写していなかったのであしからず・・・・・

おすすめ記事