『丁場紀行』インド丁場紀行:後編 No.4-3
◆6月17日(月) :
今日も夜明け前に出発し、途中の現地人ご用達の店で朝食です。朝から定番のカレープレートです。
・ハリケーンブラック :
2017年12月に初視察し、今回で3回目の訪問です。
今やダークグレー~黒地に白柄のウネリ柄の定番となりました。
丁場は小高い丘を3方向から3社が採掘しています。3社共に需要が多く、採掘したら即完売。 ・クパームグリーン :
1990年代からグリーンマルチカラーやヴェルデマリーナの名称で親しまれていましたが、この丁場は閉山したため、近郊で採掘している石種をクパームグリーンと称しています。
2015年まで同地区で20丁場で採掘していましたが、現在6社のみです。その内、輸出対応可能な丁場は3社のみです。今回は最大手の1社を訪問しました。 ・ウィスコントホワイト :
日本では10年程前から流通している白地に黒模様のウネリ柄。
大きい丘山のアチコチを8社が採掘。その内の3社が量、質ともに比較的良い。
*ホテルには21時過ぎに到着。昨夜に引続き、シャワー後にモケシュさんの部屋に集合して夕食会でした。
◆6月18日(火) :
今日は、オンゴールに長距離移動です。昔に比べて車は良くなったとは言え、快適ではありません。
起きていては怖いし、景色も見飽きているので寝るだけです。このような出張は、どこでも寝れて、何でも食べれて、潔癖症でない者でないと務まりません。であれば私は雑草育ちなので適任かも???
・ブラックギャラクシー :
黒地に金点柄が散りばめられた豪華に見える石種。現在では日本でも施工例が沢山あるが今まで視察する機会がなかったので行けておりませんでした。丁場自体は大きいとは聞いていたが、想像以上に大きい丁場で、5km×1kmの地区に35~40社が採掘しています。山というより広大な丘を露天掘りしており、上から見た風景は丁場と言うより鉱山です。
・グリジオコットーネ :
別名シルバーブロンズ、スチールグレー。2つの山に丁場が存在し、15社が採掘している。2000年初めに日本に紹介されたが当初人気がなく、2010年頃から人気が出てきた石種です。この石の丁場も初めての視察でした。色んなタイプがあるとは知っていましたが、15社の会社が採掘していると知り、納得できました。・今日の視察終了 :
昼ご飯は何を食べたか覚えていません。バナナ? クッキー? ココナッツウォーター?
ブラックギャラクシーの丁場事務所だったと思います。もう疲労困憊でヘロヘロです。
今から4時間かけて、VIJAYAWADAのホテルに向かいます。
*ホテル到着が夜中の2時。シャワーして寝るも、疲れ過ぎで目が冴えて寝付きが悪かった。
◆6月19日(水):
今朝は、ホテルで朝食。今回の出張でのホテル朝食は初めてでした。
午前中は明日からのスケジュール打合せとVIJAYAWADAの有名はSUBRAMANYA AWAMY寺院に家内安泰と安全祈願に付き合わされました。宗教が異なる私がお参りして効くのかどうか?
同行はモケシュさん友人のお巡りさん。お巡りさんが付いているので、入口ギリギリまで車で乗り付け長蛇の列を横入りし、付きっきりで案内してくれました。これって違反ですよね・・・・
5:25の便でVISHAKHAPATNAM(略してVIZAG)に移動です。
*18時に海辺沿いのコマシなホテルに18時にチェックイン。久しぶりにゆったりとして過ごしました。
でも夜は、毎夜の事ながら日本からのメールチェックと訪問丁場の写真整理で結局寝たのは、24時過ぎ。
毎夜写真の整理をしないと、どの丁場に行ったのか分からなくなるのです。丁場と丁場の区切りは、当初景色を写していましたが、その写真が丁場の遠景か?単なる景色なのか分からなくなるので、最近は空を2枚写して区切りにしています。