『丁場紀行』インド丁場紀行:前編 No.3-3
・4日目 ワランガル~イルカルに車で移動 (約550km、11時間) 【イルカル泊】
前日よりもはるかな長い車移動です。夜明け前に出発し、屋台で簡単な朝食を食べて、ひたすらアンバサダーに揺られ、寝ても寝ても時間は経過しません。道中では、村と村が道路を挟んで水問題で大騒動になっている場面に出くわし、強制停止させられ、2時間程車内。
同伴しているインド人が両村長に『彼らは日本人で、外国人は巻き添えにしないで欲しい。』と交渉し、村民が殺気立っている中に私も降ろされて村長に拝み込み通過を認められました。
その後もひたすら移動です。昼食は道端でお湯を沸かしてカップラーメンを食べました。
その後も全く変化のない景色の道をひたすら移動です。
・5日目 ★ニューインペリアルレッド丁場視察 【イルカル泊】
前日は暗くなってニューインペリアルレッド丁場のゲストハウスに(簡易宿)到着。
ヘトヘト状態でバタンキュー。いつのまにやら朝になり、朝ごはんはチャパティーとゆで卵。
この辺りはダルワークラトンという古い大陸地殻に東西幅約30km、南北に約400kmにもなる巨大は岩体を作っており、『クロスペット花崗岩』と呼ばれており、花崗岩のなかでも一番古い約25億年前の岩体です。
ニューインペリアルレッド丁場も地表の玉石を採掘していました。(写真④)
当時のニューインペリアルレッドは日本だけでなく世界的に需要があり、採掘すれば即売却状態だったので、丁場には採掘する人、整形する人、コッパを運ぶ人、水を運ぶ人などの作業者が沢山いて、まるで砂糖に群がる蟻の様な状態だった事を思い出します。
・6日目 イルカル~アドニーに車で移動 (約200km、5時間)
★ニューマホガニー、アドニーブラウン、ニューブラウン丁場視察 【アドニー泊】
この日も夜明け前にゲストハウスで軽い朝食しアドニーに向かって出発。途中でパンクし、運転手はパンクタイヤ1本を抱えて、バスに乗り込み修理しに行ったまま2時間ほど戻らず、待ちぼうけ。パンクしていないタイヤを見るとツルツルで今にもバーストしそう。それを見てしまったので恐怖の移動でした。
・7日目 アドニー~バンガロールに車で移動 (約350km、6時間)
バンガロール~チェンナイに飛行機で移動 (約50分)
チェンナイ~シンガポール【機中泊】
ようやく初インドも終わり、シンガポールに移動です。名残惜しくない帰国です。
・8日目 シンガポール~成田
やっとの事で日本に到着しました。帰宅後は『お茶漬け』を食べてバタンキューでした。
今回はこの辺で終了です。次回は『インド 丁場紀行 後編』をお届けします。 ありがとうございました。