いしみらいラボ オープンのお知らせ
矢橋大理石株式会社は東京都文京区千石に新ショールーム『いしみらいラボ』をオープンしました。
『いしみらいラボ』は、矢橋大理石東京支店から徒歩1分に立地し、新開発商品「uni Marble Panel(ユニマーブルパネル)uMP」の展示と、4つのテーマカラーで設えられ、そこで石と他建材との組み合わせを確認できる「コーディネートブース」が特徴です。
uMPは、厚さ6mmの大理石に厚さ15mmのアルミハニカムを接着した複合材です。同様の製品は以前より流通していますが、uMPはアルミハニカムの裏側に特殊アンカーを取り付けることで、金物を使った乾式工法を実現しました。不燃材料認定も取得予定です。
『いしみらいラボ』では、高さ5mの吹き抜けに軽量鉄骨と石膏ボードで下地をつくり、uMP仕様のイタリア産大理石「オロビコロッソ」を施工してダイナミックな空間を演出しています。
uMPの開発に合わせ、uMP仕様の大理石サンプルも14種類準備しました。これらを黒・グレー・ベージュ・赤茶の4つのベースカラーで設えたコーディネートブース内に配することで、サンプル単体ではなく、実際に石を施工したような雰囲気で「空間づくり」の検討ができるようになりました。
照明も色温度・強度が制御可能のため、求める空間により近い環境が実現可能です。
また、色調・素材感の組み合わせが検討しやすいように、木材や金属など、石以外の素材サンプルも備えました。家具も木材・アルミ・コルク・プラスチックなど、あえて異なる素材・色調のものを集めています。建物正面外部には、山から採掘された石の塊とスケール感が感じられる大理石の原石を複数組み合わせてモニュメントサインとして設置しました。
『いしみらいラボ』では、建築の中で石が今後どう魅力的に使っていただけるのか、私たちだけではなく、建築主様・設計者様・施工者様との多くの対話を通じて、検証できる場になればと考えています。
矢橋大理石は、建築石材のリーディングカンパニーとして、引き続き石の魅力を発信する取り組みを進めてまいります。